ED(勃起不全・勃起障害)とは
ED(勃起不全・勃起障害)とは、『勃起機能の低下』を意味する『Erectile Dysfunction』の略で頭文字をとって『ED』と呼ばれています。
性機能とは「性欲」「勃起」「性交」「射精」「オーガズム」を指し、これらのいずれか一つでも欠けるか不十分であれば『性機能障害』となります。
この性機能障害の内、「性交時に十分な勃起が得られない」「十分な勃起を維持できない」といった勃起の機能において「満足な性交が行えない状態」の事をED(勃起不全・勃起障害)といいます。
一昔前は『インポテンス(インポテンツ)』略して『インポ』と呼ばれていましたが、『インポ』という言葉は「能力が低い」「役立たず」など侮辱的な表現で使われる場面もあり、差別用語的な表現で使われている言葉を医療用語として使用されるのは問題があるとして、現在では勃起不全や勃起障害の事を『ED』と呼ばれるようになったようです。
ED(勃起不全・勃起障害)の原因
ED(勃起不全・勃起障害)が起きる原因は色々ありますが、大別すると4つに分類されます。
1.機能的な要因(器質性ED)
中高年のEDに多いタイプで、加齢に伴う血管の老化や高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活
習慣病に起因する動脈硬化といった血管の弾力性が低下することで血液のめぐりが悪くなり、
陰茎海綿体に十分な血液が流れ込まないことで「十分な硬さを得られない」「途中で中折れ
してしまう」といったEDの症状が現れます。
2.精神的な要因(心因性ED)
仕事や家庭など日常生活におけるストレスや性交がうまくいかなかった時の事や相手の心無い
一言でのトラウマなどが精神的な要因となってEDの症状が現れます。
20代~30代などの若い年代に多いのが特徴です。
若年層で「性欲が湧かない」「性行為が面倒」などもこの心因性EDに分類され、特に30代位
の子作り世代ではセックスレスの原因の一つにもなっています。
3.疾患的な要因(薬剤性ED)
高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病やうつ病などの治療で内服している治療薬に
より引き起こされるEDです。
治療薬の副作用や副次的な影響が関係しているため、若年層から中年層ではうつ病などの
精神性疾患の治療薬の影響が、また中年層から壮年層では高血圧などの生活習慣病などの
治療薬の影響による場合が多くなる傾向があります。
4.複合的な要因
上記の1~3を見てわかる通り、EDの原因を一つに特定することは難しく、「加齢による
動脈硬化と高血圧の降圧剤の作用」や「仕事での疲れとストレス」など幾つもの要因が
複合的に起こっていることが多々あります。
ED(勃起不全・勃起障害)は特定の疾患がある場合を除き、バイアグラをはじめとする各種のED治療薬で症状を改善することができます。一人で悩むことなく、まずはパートナーと話し合うことで性交時のストレスを軽減すると共に、お近くの泌尿器科や内科、EDの専門外来などにご相談することをお勧めします。
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